ローマ教皇庁は、教皇フランシスコの特使が中国・北京を訪問すると発表しました。

ローマ教皇庁によりますと、教皇フランシスコの特使ズッピ枢機卿は、ロシアのウクライナ侵攻をめぐる和平実現に向けた取り組みの一環として、13日から15日にかけて北京を訪問するということです。

中国外務省は、ズッピ枢機卿が滞在中に李輝ユーラシア特別代表と会談すると明らかにしました。

中国外務省 毛寧 報道官
「ウクライナ問題において、中国は常に平和を進め、交渉を促すことに取り組む」

中国外務省の報道官はこのように述べたうえで、「情勢の緩和を推進するため、引き続き建設的な役割を果たしたい」と述べました。

バチカンは台湾と外交関係を結んでいて、中国と国交がないなかでの枢機卿の訪中は異例ともいえます。

ただ、今月上旬には教皇フランシスコ自らが中国の隣のモンゴルを訪れミサを執り行い、中国のカトリック教徒に対しても「良きキリスト教徒、良き市民であってください」とメッセージを送っていて、今回の枢機卿の訪中も、中国との関係を改善する狙いがあるものとみられます。