「脱炭素社会」の実現を目指します。岡山市に本社を置く農業機器メーカー「カーツ」が、台湾の大学と“水素エンジン”開発に関する協定を締結しました。

岡山市東区で開かれた調印式です。カーツの勝矢雅一社長と台湾の中山大学の担当者が、水素エンジン開発に関する協定書にサインしました。高出力の小型エンジンを製作するなどエンジン開発にも力を入れるカーツと、クリーンエネルギーに関する知識が豊富な中山大学。共同で研究し独自技術を盛り込んだ「水素をエネルギーとするエンジン」を開発することで、脱炭素社会の実現を目指します。

(カーツ勝矢雅一社長)
「今回、水素エンジンの開発に着手したわけですけど、これは今からやらないと間に合わない。『エンジンにこだわる』というのが我々の生きる道だと」

今後カーツでは中山大学とオンラインで共同研究を行い、5年後までに「自社製水素エンジン」の量産化を目指すということです。