岩手県内で詐欺と思われる電話が発生したとして、警察が注意を呼びかけています。

12日午後2時ごろ、北上市内に住む60代女性の自宅の固定電話に、年金事務所の職員を名乗る男から「春先に返信用の封筒を送っているがまだ届いていない。手続きをすれば2万円ほど還付される」などと電話がありました。女性が電話を切ったあと、最寄りの年金事務所に確認の電話をして詐欺であることが分かりました。

県内では9月に入って、今回を含めて既に詐欺と思われる電話が13件発生しています。電話を受けたのは全員が50歳以上で、半数が北上市内となっています。県警は「固定電話を留守番電話に設定して相手を確認すること」「ATMで還付金の受け取りと言われたら電話を切ること」「電話でお金の話しが出たらすぐに、家族や警察に相談すること」を呼びかけています。