岩手県陸前高田市は11日、東日本大震災の行方不明者の数を202人から200人に修正するよう岩手県に報告しました。
去年4月と今年6月に遺体の一部から身元が判明した2人を行方不明者数から除外した形です。岩手県は毎月月末に市町村からの報告を受けて震災死者数や行方不明者数を取りまとめていますが、遺体の一部から身元が判明した人について、行方不明者から除外するかの基準を設けていません。今回の修正は、遺体の一部から身元が判明した大槌町と山田町の2人分についてそれぞれの町が行方不明者から除外したことを受け、陸前高田市がそれに合わせたものです。陸前高田市によりますと、遺体の一部から身元が判明した場合に行方不明者から除外する必要がないと判断していたということです。陸前高田市の修正分は9月末の統計に反映される見通しです。