9月に入り、いくぶん暑さは和らいでいますが、残暑は厳しく、山口では、真夏日となる日もまだ多くあります。
この暑さで体調を崩すのは人だけではありません。
こちら、乳牛もなんです。
夏バテした牛たちに、何が起きているのでしょうか。

榎本牧場 榎本耕大さん
「本当に暑かった。異常でしたね。日中も30度を牛舎の中超えることってめったにないんですけども30度超えの日々がずっと続いて昼間も暑かったですけど、夜もなかなか気温が下がらなくて大変でした」

山口県岩国市の榎本牧場では乳牛およそ60頭、繁殖和牛およそ40頭を飼育しています。

乳牛のメインとなるホルスタインの原産地はオランダからドイツのホルスタイン地方で、寒さに強く、暑さに弱い特徴を持っています。

日本の暑さには、牛が苦手とする湿気も加わります。

榎本牧場 榎本耕大さん
「暑くて寝てられない、ずっと、ふだん涼しいときは横になって休んでるんですけれども、ずっと立ってるような状態でしたね」「やっぱりエサの食べる量が減ったりはしてました」

牧場は比較的涼しい標高400メートルに位置していますが、ふだんは38.5度ほどという牛の体温は、今年は39度以上になっていたといいます。
その結果、とれる牛乳の量は…















