日本サッカー界のレジェンド・金田喜稔(かねだ・のぶとし)さんが9日、高知市でサッカー教室を開きました。対象は子どもではなく、大人です。

金田喜稔さんは変幻自在のドリブルを得意とし、「キンタダンス」と呼ばれる独特のフェイントで世界と戦った、日本代表歴代最年少の得点記録保持者(19歳119日)です。9日は高知市で25歳以上を対象にサッカー教室を開きました。大人になってサッカーを辞めてしまった人に、教室を通してもう一度関心を高めてもらい、県内の競技力を向上させることが狙いです。

教室では、パスを出す相手のゼッケン番号とは違う人のゼッケン番号を声に出しながらパス回しを行うという、頭とからだを同時に動かすトレーニングを行いました。

その後の試合では金田さんも一緒にプレー。技ありのシュートを放つなど、参加者たちを驚かせていました。

(金田喜稔さん)
「大人になった35歳以上、50、60含めて、もう一回サッカー界に戻ってきて欲しいので。今からでもあの時の情熱を燃やしたあの時代にもう一回戻ってもらって、サッカーを楽しんでください」

金田さんは今回のような県内サッカーの裾野を広げる活動と、JFLに所属する高知ユナイテッドSCの活躍がかけ合わさっていくことで高知のサッカーが発展していくと話していました。