4月から休業していた木島平村の温泉施設が、2024年度からの再開に向けて新たに動き始めました。
「休業」の看板が掲げられた木島平村の馬曲(まぐせ)温泉。
村産業課・湯本寿男(ひさお)課長:
「あ、どうぞどうぞ」
ふだんは中に入れませんが、施設を所有する村の担当者に案内してもらいました。
村産業課・湯本寿男課長:
「4月から休業中ということで、最高で(年間)22万人ぐらい来ていただいたんですけど、ここ数年は5万から6万人ぐらいの方に、来ていただいています」
かつては大勢のお客さんでにぎわった馬曲温泉。
村を含めた第三セクターの運営でオープンしたのはおよそ40年前の1984年でした。
人気を集めた理由の一つは、そのロケーションです。

村産業課・湯本寿男課長:
「この辺から見た眺望がいいというところを、映してもらえるといいかなと。木島平スキー場と、隣が牧の入スキー場ということで、高社山が良く見える景色ですね。晴れた日には遠くに北アルプスも望めますので、非常に景色はいいです」
ピークだった1993年ごろには、年間20万人以上が訪れましたが、新型コロナの影響などで客足が減ったことから、4月に休業した上で、村は民間への譲渡を決めました。
村は、源泉の配管など更新が必要な設備のメンテナンスを行うとともに、運営を委託する業者の公募を進め、4件の応募の中から8月に候補者が決まりました。
村産業課・湯本寿男課長:
「事業の実績ですとか、事業の安定性ですとか、その辺を考慮させていただいた結果です」

候補者となったのは、事業の再生などを手がけている長野市のBJ(びーじぇー)で、村は10月の正式契約に向けて調整を進め、2024年4月以降に、施設のリニューアルオープンを目指すとしています。














