長野市の90代の女性が、市役所の職員を名乗る男からの電話をきっかけに、キャッシュカード2枚をだまし取られ、200万円余りを引き出されました。

長野中央警察署の調べによりますと、9月5日に長野市内に住む90代の女性の自宅に、市役所の職員を名乗る男から「介護サービス費を口座に振り込む」と電話があり、その後、金融機関の職員を名乗る女から「現在どのようなキャッシュカードを使っているか」などと問い合わせる電話がありました。

女性がカードの特徴と暗証番号を伝えると、女は「あなたのキャッシュカードは古いものなので、交換する必要がある。今から職員が預かりに行く」などと話したことから、女性は、自宅に来た男にキャッシュカード2枚を手渡してしまったということです。

女性の口座からは複数回にわたって合わせて228万円が引き出されました。

金融機関から連絡があって被害に気付いたもので、警察では、自宅の電話を留守番電話に設定したうえで、非通知の電話には出ないことなどを呼びかけています。