線状降水帯による記録的な大雨で大きな被害を受けた福島県いわき市では、11日から災害ボランティアによる支援活動が始まりました。

いわき市では10日、災害ボランティアセンターが開設され、11日からボランティアの受け付けが始まりました。11日朝は、市の内外からおよそ50人が集まり、被害の大きかった地域に向かいました。

ボランティア・柏谷裕司さん「土砂とか家財とかもおそらくひどい状態になっていると思う。できることは何でもやりたい」

ボランティアが派遣されたのは、高齢者世帯など自力での復旧が難しいおよそ10世帯です。このうち、1階部分が浸水した常磐上湯長谷町の住宅では、動かなくなってしまった家電などを住宅の外に運び出しました。

吉田浩章さん「私たち3人くらいしかいませんから、ボランティアの何人か来てくれてとても助かっている。」

11日のいわき市の予想最高気温は30℃と暑くなる見込みで、市は、熱中症対策をして作業をするよう呼びかけています。