NEXCO西日本は、兵庫県赤穂市の山陽自動車道で9月5日に発生した火災の影響で、現在も続いている播磨JCT~赤穂IC(上り・下り)の通行止めの解除まで「相当な期間を要する」と、きょう(8日)発表しました。

この事故は、9月5日午前1時ごろ、兵庫県赤穂市の山陽自動車道・尼子山トンネル(下り)内で走行中のトラックが炎上し、煙が発生した影響で後続の車9台が次々と追突したものです。

NEXCO西日本関西支社によりますと、下りでの消火作業は完了したものの、トンネル内は【画像①】【画像②】のように、現在も多数の焼損車両やコンクリート塊が残されている状態だということです。

【画像①】コンクリート表面の亀甲状のひび割れ(画像提供:NEXCO西日本)
【画像②】剥離したコンクリートが路面上に散乱(画像提供:NEXCO西日本)

さらに火災の影響でトンネルの損傷が甚大で、早期の通行確保と復旧を目指しているものの、「通行止め解除まで相当な期間を要する」としています。なお上りについては、消火活動やあす(9日)から始まる事故調査等が完了した後に、通行止めを解除する予定です。

NEXCO西日本では、通行止めが解除されるまでの期間中、【画像③】のように山陽道からは「岡山道」「播磨道」などを利用して中国道に迂回するか、【画像④】のように備前IC~龍野・龍野西IC間を国道2号に迂回するよう呼び掛けています。

【画像③】中国道への迂回ルート(画像提供:NEXCO西日本)
【画像④】国道2号への迂回ルート(画像提供:NEXCO西日本)

なお、迂回区間の利用については、通行料金が割高にならないような措置が取られるということです。