いわゆる「袴田事件」の再審=裁判のやり直しをめぐり、弁護団は9月7日、静岡地方検察庁に対し有罪立証の方針を撤回するよう改めて申し入れをしました。
袴田事件の弁護団は7日、再審公判で検察が示している有罪立証の方針を撤回するよう申入書を提出しました。袴田巖さん(87)は、1966年、静岡県の旧清水市(現静岡市清水区)で一家4人が殺害された事件で死刑が言い渡されていましたが、2023年3月、東京高等裁判所は犯人のものとされた「5点の衣類」について「ねつ造された可能性が高い」などとして、再審=裁判のやり直しを決めました。
申立書の中で弁護団は、5点の衣類の半そでシャツの表面に残る血痕には、ヘラのようなものでそぎ取った際にできる跡が残り、多量に血液を付けすぎたなどの理由からそぎ落したと考えられると指摘しています。
<袴田事件弁護団 小川秀世弁護士>
「こういう重要なねつ造だという根拠を言っているのに、それに対して反論ができないというのは、捏造と認めているのと一緒じゃないですか」
次回の三者協議は9月12日に予定されています。
注目の記事
東日本大震災の2日前にM7.3の地震「その時に呼びかけていれば...」反省踏まえ運用スタート『北海道・三陸沖後発地震注意情報』 私たちは何をすべき?【災害担当記者が解説】

【震度6強の地震】初の「後発地震注意情報」を発表 「最悪のケースは3.11」 今後1週間をどう備える?【news23】

防災グッズ、ガソリン、連絡手段…「1週間の防災対応」でやるべき備え 初の「後発地震注意情報」発表、去年の「南海トラフ臨時情報」から学ぶ対応

かわいさ=痩せていること?「ありのままじゃ駄目なのかな?」 ”世界トップレベル”に痩せている日本人女性 「ルッキズム」が引き起こす無理なダイエットの危険性

「ひみ寒ぶり」記録的不漁でブリ丼4380円 目当ての観光客も高値に戸惑い 北陸の港町に”経済効果10億円”もいつ富山湾へ

「どうした?」突然姿を消した仲間…瞳孔は開き、脈もなく草原に倒れていた 心臓が止まった後 運命を分けた“5分” 熊本









