北上している台風13号。8日(金)にかけ、関東・東海に接近し、上陸するおそれがあり、伊豆諸島などで「線状降水帯」が発生するおそれもあるといいます。
台風13号 関東~東海に上陸のおそれ

8日にかけ、関東・東海に接近し、上陸するおそれがある台風13号。7日午後10時の東京・八丈島は雨が降り、風が強くなり始めていました。波も高くなりはじめていて、町では、すでに避難所も開設されています。

比較的ゆっくりとしたスピードで北上している台風13号。それほど発達しておらず、暴風域はありません。
しかし、活発な雨雲を伴っていて、伊豆諸島では、激しい雨が断続的に振り、8日午前中にかけては線状降水帯が発生するおそれも。また、関東でも警報級の大雨となるおそれがあります。

今回の台風と似たような進路をたどり、強い勢力ではなかった2022年9月の台風15号は、東海地方に接近し、大きな被害を出しました。

静岡市駿河区では、24時間の降水量が観測史上最大となり、床下・床上浸水が800軒以上確認されました。
今回の台風13号は、通勤・通学の時間帯に激しい雨となることも予想され、一部で計画運休がすでに決まっています。

JR東海によりますと、東海道新幹線が、8日の始発列車から運休や運転見合わせが発生する可能性があるということです。
またJR東日本は、8日の始発から正午にかけて東海道線の一部区間、伊東線の全区間(熱海~伊東)ですでに運休を決めています。

空の便でも一部で欠航が決まっているほか、成田空港や羽田空港を発着する便で欠航や遅延などの可能性があるということです。
【全日空】
静岡空港・八丈島空港 発着便すべて欠航
成田空港・羽田空港 発着便すべて欠航・遅延の可能性
【日本航空】
羽田空港 発着便 遅延の可能性