メジャーリーグのブルワーズから今シーズン、ロッテに加入した右腕、ルイス・ぺルドモ(30)。主に中継ぎとして、勝利の方程式7、8回のマウンドを託されていて、7日現在、リーグトップの38ホールドを記録。2位のオリックス・山﨑颯一郎(25)の27ホールドに大きく差をつける活躍を見せている。5月21日の楽天戦では、セーブシチュエーションの9回に登板。1回を無失点に抑えて来日初セーブも挙げた。
188cmの長身から繰り出す150km/h超のストレートに、ツーシーム・スライダー・シンカー等の変化球が持ち球。メジャー6年間(パドレス~ブルワーズ)で147試合に登板し、23勝31敗8ホールドを挙げている。
初出場となった7月のオールスターゲームは「違う球団の選手との交流は特別で、ホームランダービーが見ていて楽しかった」と振り返る。なかでも「すごく良い方でした」と、ソフトバンクの柳田悠岐(34)との会話を楽しんだという。
「(柳田に)年齢を聞かれて30歳と答えましたが『もっと若く見えるね』と言われて。『ベビーフェイス』と言われました」とペルドモ。「若くみられているということで個人的には嬉しい」と笑顔だ。
ここまでチーム2位の47試合に登板。「自分の中でも調子は良いと感じているし、メンタルとコンディションを毎日100%の状態に保っています」と話す。「ホールド数が現在リーグ1位ということで、モチベーションを保つことを考えていますし、その中でも毎回成功を目指しているんですけど、成功しない日でも次の日の切り替えを心がけている」。目標は「50ホールド」だ。
来日1年目で好調を維持できているのは「家族のおかげ」。4歳の娘・タイナちゃんの存在が原動力だという。「良いパフォーマンスを出せない時も家に帰って娘がいるだけでも大きいですし、次の日も頑張ろうという気持ちになります」と目尻が下がる。休日は「娘が大好きな焼き肉をよく食べに行っています」。家族想いの右腕が2位ロッテの投手陣を支えている。
■ルイス・ぺルドモ
1993年5月9日生まれ。188センチ、84キロ 。ドミニカ共和国出身。右投げ右打ち。パドレス(16〜20年)〜ブルワーズ(22年)〜千葉ロッテ(23年〜)。
メジャー通算成績147試合23勝31敗、防御率5.12。