高知海洋高校の実習船が2ヵ月間の航海実習に出航しました。マグロ漁や海洋観測などの実習を行う生徒たち。成長を誓い、笑顔で出発しました。
高知港から出航したのは高知海洋高校の実習船「土佐海援丸」です。高知海洋高校では、9月と1月の年に2回、遠洋航海の実習を行っています。新型コロナの影響で入国制限があったことから、国際遠洋航海の実現は4年ぶりです。
出航式では、生徒代表の筧逢さんが実習での成長を誓いました。
(海洋学科航海コース2年 筧逢さん)
「家族や今までお世話になってきた学校の先生に成長した姿を見せられるよう頑張ります」
航海実習は2か月間行われます。生徒たちは、北太平洋のミッドウェー島付近の海域でマグロ漁や海洋観測などの実習を行います。そのあと、ハワイのホノルルに4日間滞在し、高知に帰港します。
2か月間も家族の元を離れるのは初めてだという生徒も多くいます。保護者たちは、心配な表情を見せながらも、子どもたちの成長を願っている様子でした。
(息子)
「2か月後帰ってくるころにはもうちょっと成長しゆうと思うき」
(母)
「頑張りや」
(息子)
「頑張ってくる」
(生徒の母親)
「連絡もつかないので、なんとかうまいこと日常生活や船のこと全部吸収できたらいいなと思う。笑顔で帰ってきてほしい」
「ぎゅーしたい。ハグしたい。命の大事さや自然の怖さいろんなことを学んでほしい」
生徒たちは、およそ4000キロ離れた海域に向けて、出航しました。土佐海援丸は、10月30日に高知に帰港する予定です。














