長野県の2022年度の農産物の輸出額は、2013年に調査を開始して以来、最高額となる20億1000万円余りとなりました。

品目別では、ブドウが全体の50%を占めて、およそ10億円となっていますが、ブドウ、桃に次ぐのが米です。

県では、今年度、さらなる輸出拡大を目指していて、現地でのPRのため、台湾で県産米の輸入にあたる事業者を東御市の田んぼに招きました。

蓼科山を望む東御市八重原の田んぼを訪れたのは、県産米を輸入する台湾の事業者やスーパーの関係者です。


日本食ブームなどを追い風に、県産米の輸出は香港や台湾、シンガポールを中心に年々伸びていて、2022年度の輸出額はおよそ2.3億円でした。

県では今年度、台湾を重点にさらなる輸出拡大を目指していて、5年後の目標として、2022年度の1.6倍の3.8億円を掲げています。

県の担当者:
「品質においては自信を持っております」
「生産者の熱い思いを感じてもらいたいと思います」


視察に訪れた輸入会社の責任者は、標高が高い地域での栽培技術に関心を示していました。