「無電柱化」という事業をご存じでしょうか?
電線を地下に埋め、文字通り「電柱を無くす」というもので国交省は全国で推進しようとしています。どんなメリットがあるのか、新潟市で「無電柱化」の狙いを取材しました。

【記者リポート】
「新潟市内のこちらの工事現場では、ショベルを使い歩道を深く掘っています」


新潟市中央区の通称「笹出線」です。ここで重機を使って行われている工事が『無電柱化』。
無電柱化とは、電線を地下に埋め、地上の電柱をなくすことです。

新潟市では1986年に無電柱化を始め、2019年度末でおよそ68キロの道路で無電柱化を終えました。そのメリットとは…

利点(1)「都市景観の向上」

【記者リポート】
「新潟駅前の通りでは電柱や電線がありますが、一つ奥に入ると無電柱化の工事がされていて街中がすっきりした印象です」


電柱があった時代と比べると、かなりすっきりした印象に。
以前よりずいぶん開放感があるように見えます。

メリットは他にも…

利点(2)「安全で快適な通行空間確保」

新潟市中央区の「新潟鳥屋野線」です。
ここでは、無電柱化によって空いたスペースに自転車専用レーンを作り、車通りの多い道路でも、誰もが安全で移動しやすい空間を確保できるようになりました。

もう一つのメリットが…