日本を代表する高級車がまさかの変貌です。トヨタが6日、「センチュリー」の新モデルを発表しました。最大のポイントは、SUV。どういう事なのでしょうか?

「センチュリー」新モデル登場 高級車 まさかの変貌

小笠原亘キャスター:
日本を代表する高級車と言われるトヨタの「センチュリー」。その理由がこちらです。

まず、御料車であるということ。2019年の祝賀御列の儀では、オープンカーの「センチュリー」がお目見えしました。そして、総理公用車など専属のドライバーが運転する、国産としては“最上級車”。それが「センチュリー」ということなんですね。

そんな「センチュリー」に6日新しいモデルが追加されました。トヨタ「センチュリー」のSUVモデル(多目的スポーツ車)、後部座席は快適な移動空間を実現。“フルリクライニング”可能ということです。注目の価格は2500万円からということで、これはトヨタの量産車では最高値ということです。

萩谷麻衣子 弁護士:
「センチュリー」とSUV車ってちょっと結びつかないですよね。SUV車って自分でスポーツを楽しむ人が運転していく車で、「センチュリー」は運転手さんがVIPを乗せる車っていうイメージなんですけど、なぜ?っていう。車高が高いので、VIPの方は乗り降りしにくいと思う。

小笠原キャスター:
まず今、車の流れというかメーカーの流れもそうなんでしょうけど、フェラーリも今、SUV車を出してます。価格は約4760万円から。ロールス・ロイスもSUV車を出していて、これも人気で、価格は約4100万円を超えるということで、いろんなオプションをつけるとびっくりするようなもっとすごい値段になるんですね。

ホラン千秋キャスター:
SUV車そのものが世界的に人気になっている?

小笠原キャスター:
人気になってます。ベントレーとかも出すんだって車好きとしては結構衝撃を受けました。

これがおそらく流れに拍車をつけたんじゃないかということで、自動車評論家の国沢光宏さんは「イギリス王室がSUVを使用したことで、各国メーカーが格・サイズ問わずにSUV化」と話しています。やっぱり非常に便利なんでしょう。オフロードタイプではなくてオンロードの車ですからね。