上関町議会がきょう開会しました。
町内での建設に向けて調査が容認された「中間貯蔵施設」について、町民の県外への視察費用を盛り込んだ補正予算案が提出されました。

きょう開会した上関町議会の9月定例会には、1億6557万円の一般会計補正予算案を含む19の議案が提出されました。

このうち計上された924万円は、町内での建設に向けた調査が容認した原発の使用済み核燃料を一時的に保管する「中間貯蔵施設」について、町民の視察研修費となっています。

視察の具体的なことは決まっていませんが、茨城県の東海第二原発にある使用済み核燃料を貯蔵する施設へ出向くことを想定していて、町民の理解を深めることが狙いです。

費用のほとんどを占める900万円は、原子力関連施設の知識普及を目的とした国の交付金を充てる考えで、残りは町がまかなう予定です。

西哲夫・上関町長「実際そういう施設へ現地へ行って見ていただくのが、一番理解が深まるのではないかなということで、今回、補正であげさせていただきました」

議案は、今月11日の町議会の委員会で審査され、議会最終日の14日に採決されることになっています。