「冬の流行につながる可能性も…」伊藤医師

新型コロナとインフルエンザの同時流行。
都内にある、いとう王子神谷内科外科クリニックでは、コロナ10に対し、インフルエンザが1という割合です。
1というと少ない割合のようですが、伊藤院長は
「この時期にインフルエンザの患者が出るのは異例。秋冬の大流行が心配」と話します。
弁護士 八代英樹:
沖縄地方などでは夏のインフルエンザの流行を聞いたりするんですけど、関東などではなかなか聞かないんですが。
いとう王子神谷内科外科クリニック院長 伊藤博道氏:
我々のところでも、7月の終わりから8月の前半ぐらいは、インフルエンザの患者さんがかなり減ったという印象だったんですよね。
一旦減ったように見えて、お盆明けぐらいから、暑さで疲労もたまったり免疫力が落ちたところなのか、9月の頭にかけて増え始めました。
結局、完全には流行の基準を下回らないまま、またもしかして増え始めたのかなと。
北海道でもインフルエンザの患者さんが一旦減った後に増え始めたというのがあるので。
今年春に予測された、‟秋の早めの大きなインフルエンザの流行”が、もしかしたらもう起こり始めているのかもしれないです。
弁護士 八代英樹:
これから徐々に涼しいシーズンに向かっていって、本来のインフルエンザ流行期に入っていくことになりますが、一度収束しないまま大感染が始まってしまうリスクもあり得るのでしょうか?
伊藤院長:
はい。ちょうど増え始めたタイミングで新学期が始まったので、特にお子さんたちを中心に‟早めの流行”の可能性がある。インフルエンザのワクチンに関してもまだ始まっていないので、広がるリスクはあるのではないかと。
このまま冬の流行に行ってしまう可能性もあるんじゃないかと思います。