日本銀行松本支店は、県内経済について「生産に弱めの動きが見られるものの、持ち直している」とし、7月に発表した前回の判断を据え置きました。

日銀松本支店が発表した9月の長野県金融経済動向によりますと、個人消費は、夏場にかけて人出が増え、経済活動が活発化していることから緩やかに増加しているとしました。
日銀松本支店 山本格支店長:
「各地の客入り、あるいはその人出を見ましても、コロナ前の状況に近づくか、場所によってはコロナ前を上回るような状況にもなっていると思います」

一方で、生産については海外景気の回復が遅れていることや、パソコンやスマホなど、IT関連の需要が低下しているため「弱めの動きとなっている」としました。
また、今後について山本支店長は「新型コロナによる経済への直接的な影響は緩和されてきたが、コロナ禍に積みあげた在庫がどのように解消されていくかなど引き続き注視したい」と述べました。














