周南市文化振興財団の1億4000万円あまりが、着服された疑いがある問題についてです。周南市議会は5日、再発防止や原因究明に向けて調査特別委員会を設置しました。

周南市議会では、市文化振興財団で発生した着服の疑いについて、原因調査を目的とした特別委員会設置の議案が提出され、全会一致で可決されました。調査特別委員会では今後、具体的な調査方法を決めていくことにしています。

この問題は、周南市文化振興財団で、コンサートの売り上げなど1億4190万円あまりが使途不明となっているものです。着服に関与した疑いのある元職員の男性2人は刑事告訴され、捜査がすすめられています。

また県は、8月31日に臨時の立ち入り検査をしていて、今後開かれる県公益認定等審議会で対応を検討することにしています。