東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出が始まって10日余り。

風評被害を防ごうと、長野県松本市の百貨店が福島県産の海産物などを販売するフェアを開いています。

長野県松本市の井上で開かれている「食べて応援!ふくしまフェア」。

地下1階の海産物売り場には、福島県で水揚げされた天然ヒラメの刺し身やカットわかめが販売されています。

処理水の海洋放出を受け、中国が日本産水産物の輸入を全面的に停止するなど影響が広がる中、福島県の漁業者を応援しようと9月から始めました。

井上食料品グループ長・荻澤健二さん:                  「消費して福島を盛り上げていただくことが、一番のメインかと思います」

フェアでは海産物のほかに福島県産のナシや野菜も扱っていて、井上では、期限は定めずさらに品ぞろえを増やしていきたいとしています。