大分市では省エネ基準を満たした家電を購入すれば、最大3万円の補助を受けられる事業が始まっています。環境への配慮だけでなく家計の負担軽減も図る取り組みの現状です。

(大分市環境対策課・黒川昇平さん)「先週の月曜日が一番多くて朝20~30人並んでごった返していました」

大分市が8月25日から実施している「省エネ家電購入促進事業」。家計負担の軽減と地球温暖化対策を目的に購入費用の3分の1、最大3万円を補助します。インターネットや郵送による申請もありますが、市役所でも特設の窓口で手続きを受け付けています。

(申請者)「限られた予算枠だから早めに行ってと言われましたので申請に来たわけです」「やっぱり大きいですよね。どうしようかずっと迷っていて後押しになったので思い切りました」

補助の対象となるのは省エネ基準達成率が100%以上のエアコンと冷蔵庫。市内の店舗で購入することも条件です。エディオン大分本店でも9月に入ってから問い合わせが増えているということです。

(エディオン大分本店・佐藤亮一店長)「去年に比べたら1.2倍から1.5倍くらいの売り上げがあがっています。いつもより1ランク上を購入できたり説明できたりするのでいいですね」

(大分市環境対策課・黒川昇平さん)「地球温暖化について考えるきっかけにしていただきたいし、エネルギーが高騰していますので、少しでも負担を軽減していただければ」

省エネ家電の補助金事業は7800万円を確保していて、4日時点で残額は6410万円となっています。市では予算枠がなくなるまで先着順で申請を受け付けています。