7日に会見を行う予定のジャニーズ事務所。それに先立ち、性被害を受けた「当事者の会」が会見を行いました。事務所側と「協力していきたい」と訴え、救済のための基金の設立を要請しました。
ジャニーズ事務所に「基金設立を」当事者の会
ジャニーズ性加害問題当事者の会 石丸志門 副代表
「当事者の会として外からワーワー言ってるだけではなく、 一緒にジャニーズ事務所と協力関係を持ち、ジャニーズ事務所とともに全ての被害者を救済していきたい」

ジャニー喜多川氏による性被害を訴えている元ジャニーズJr.たち。
当事者の会代表の平本さんは…
ジャニーズ性加害問題当事者の会 平本淳也 代表
「今、僕らは声を上げられて、そして伝えることができますが、それさえできない、それさえ許されない被害者、本当にたくさんいます。急激にこの1週間、問い合わせ、参加希望が増えた。驚くような人たちからも来ている、現に。言えばわかる名前」

ジャニーズ事務所が設置した再発防止特別チームは先週、ジャニー氏による性加害はあったと認定しました。
再発防止特別チーム 飛鳥井望氏
「長期・広範にわたることを考えれば、少なくとも数百名という被害者の数は不自然な数ではないというように判断をしている」

7日に記者会見を行い、今後の取り組みについて説明するとしているジャニーズ事務所。
それに先立ち、当事者の会が事務所側に要請を行いました。
ジャニーズ性加害問題当事者の会 平本淳也 代表
「ジャニーズ事務所が行う一方的なものではなく、被害者とともに被害者を救っていける、そういったスキームを立てていただきたい」
当事者の会がジャニーズ事務所に求めたのは、「事実究明・対話救済委員会」の設置。委員は当事者の会側とジャニーズ事務所側それぞれ12人程度と、中立的な専門家3人で構成されるとしています。その原資として基金を設立。ここにはジャニーズ事務所だけでなく、藤島ジュリー景子社長個人やテレビ局などのメディア各社(任意)も資金を拠出することとしています。

再発防止特別チームは、23人の被害者にヒアリングをしていましたが…
ジャニーズ性加害問題当事者の会 石丸志門 副代表
「このような人数では実態把握とはとても言えない。救済委員会を作り、事実究明を専門とする部会を作って、長い期間をかけて(被害者に)名乗りをあげていただき、実数に限りなく近い数をあぶりだしていく作業をジャニーズ事務所は率先して行わなければならない」