新たな庁舎建設に向けた動きです。老朽化に伴い建て替えられる仙台市役所本庁舎で4日から低層棟などの解体工事が始まりました。


解体工事が始まったのは仙台市役所本庁舎で、4日はまず職員が低層棟と議会棟から不要となった備品などを運び出しました。そして、正面玄関前には重機が入り、仮囲いを設置するためツツジなどの庭木の伐採を行いました。

鈴木哲朗記者:
「庁舎南側の木が伐採されたこちらのエリアには、高さ3メートルの仮囲いが作られるということです」


老朽化により建て替えられる仙台市役所。新庁舎は、地上15階・地下1階建てで高さは80メートルあり、現在の正面玄関前のスペースに総事業費514億円をかけて建設されます。供用開始は2028年度の予定です。工事により庁舎正面からの出入りが4日から禁止され、出入りは東側と北側からのみとなります。また、議会棟前の南側駐車場は利用できなくなり、車で来庁する際は勾当台公園地下駐車場や二日町駐車場を利用して欲しいということです。解体工事は、2024年8月まで行われます。当面は敷地内にある噴水広場などの解体が行われ、本格的な庁舎の取り壊しは年明けになる見込みということです。