■MLB アスレチックス 10ー6 エンゼルス(日本時間4日、オークランド・コロシアム)

エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたアスレチックス戦に「2番・指名打者」で先発出場。この試合で2つの四球を受け、リーグトップの91四球。それでも2年ぶり20盗塁をマーク、3打数無安打2四球2三振1盗塁で打率は.304となった。

試合は4対4の同点で迎えた7回、エンゼルスは守備のミスから1死満塁のピンチを招くと、4人目、J.ソリアーノ(24)が勝ち越しの3点タイムリーを浴びるなど6失点、エンゼルスは3連敗となった。137試合を終えたエンゼルス(ア・リーグ西地区4位)は、64勝73敗で借金は今季最多の9となった。

今季ワーストの9試合、43打席ノーアーチの大谷だが前日3日(日本時間)は2つの申告敬遠を受けた。アスレチックスのM.コッツェイ監督(47)は試合後、地元の放送局の取材で「相手打線のなかで、我々を一人だけで叩きのめせる人間がいる。それがショウヘイだ」と
コメントした。

ノーアーチが続いていても警戒される大谷。アスレチックスの先発は今季開幕戦で大谷と投げ合った左腕のK.ミュラー(25)。1回の第1打席、外角中心の攻めでストライクが入らず四球で出塁。このアスレチックス戦3試合で申告敬遠を含め5つ目の四球となった。

3回の第2打席、カウント3-2から内角に甘く入ってきたスライダーを完全に打ち損じ、大谷らしくない力ないファーストフライに倒れた。

5回の第3打席、アスレチックス2人目、メジャー2年目のA.マルティネス(26)と対戦。マルティネスも大谷に勝負を挑みますがストライクが入らず、この試合2つ目の四球。リーグトップ、今季91個目の四球で球場からは大ブーイングが起こった。しかし、4番・R.グリチェク(32)の打席で今季20個目の盗塁に成功。2年ぶりの20盗塁をマークした。

7回の第4打席はアスレチックス4人目、左腕のF.ペレス(26)と初めての対決。カウント1-2と追い込まれ、最後は内角低めのスライダーに空振り三振、9回の第5打席はアスレチックス5人目、左腕のK.ス二ード(28)に空振り三振に打ち取られた。