3日午後、秋田県北秋田市の秋田内陸縦貫鉄道の線路上で、走行中の列車とクマ1頭が接触しました。クマは接触したあとその場を立ち去ったとみられています。列車の乗客にけがはありませんでした。

警察によりますと、3日午後3時半頃、北秋田市五味堀の秋田内陸縦貫鉄道の鷹巣駅から角館駅の間で角館駅方面に走行していた急行列車と線路を横断していたクマ1頭が衝突しました。列車の運転士の男性が目撃したもので、体長1メートルほどのクマと体長50センチほどのクマの2頭が横断していたところ、体長50センチほどのクマと衝突したということです。クマは列車と接触したあとその場を立ち去ったとみられています。急行列車は一度停止をしましたが、発生した遅れは数分ほどで車体の損傷もありませんでした。また列車に乗っていた乗客18人にもけがはありませんでした。現場から250メートルほど離れた場所には民家があり、警察が市と情報を共有して周辺地域の住民に注意を呼びかけています。