■MLB アスレチックス 2-1 エンゼルス(日本時間3日、オークランド・コロシアム)
エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたアスレチックス戦に「2番・指名打者」で先発出場。両リーグトップとなる21個目の申告敬遠を受けるなど5試合ぶりのノーヒット。2打数無安打3四球で打率は.306となった。
試合はエンゼルス先発のG.キャニング(27)が6回2失点の好投を見せるも打線が1得点と援護出来ずに連敗。136試合を終えたエンゼルス(ア・リーグ西地区4位)は、64勝72敗で借金は今季ワーストの8となった。
前日2日(日本時間)、試合前にはエンゼルスのミナシアンGMが大谷について「彼は怪我をしてからも本当によくやっている。バットを振り得点に貢献している。彼が決断するまで彼は毎日プレーするだろう」と語った。
アスレチックスの先発はP.ブラックバーン(29)、通算成績は8打数4安打で打率は.500、ホームランも1本放っており相性は良い。かつて大谷と対戦したブラックバーンは「全数値マックスのゲームキャラ」と称した。
今季ワーストタイの8試合ノーアーチの大谷。1回の第1打席、カウント1-2と追い込まれてから低めのボールを良く見極めて打てる球をしっかり待って四球で出塁した。
3回、先頭打者で迎えた第2打席はカウント2-0から高めのカットボールを強振したが空振り。そして、4球目、低めのチェンジアップにタイミングを外され、力ないショートゴロに打ち取られた。
1対2と1点リードされた5回、1死二塁の場面で大谷の第3打席、アスレチックスベンチは迷わず申告敬遠を選択、敵地でも大ブーイングが起こった。大谷は両リーグトップ、2年ぶりの自己最多タイ20個目の申告敬遠となった。続く3番・B.デュルーリー(31)はサードゴロの併殺打に倒れた。
7回、1死一、二塁のチャンスで第4打席、アスレチックス4人目、左腕のS.ロング(28)と対戦。積極的な打撃で1球目、内角高めのストレートをファウル。2球目、外角低めのカーブに完全に体勢を崩されショートフライ。やっと巡ってきたチャンスで1本が出なかった。
1対2の9回、2死三塁の場面で大谷の第5打席は今季3度目となる1試合2つ目となる申告敬遠。自己最多となる21個目で球場は大ブーイングに包まれた。大谷は今季最長の9試合、43打席ノーアーチとなった。