防災の日、各地で訓練が行われました。災害時どこに避難するのか?東京・港区では「在宅避難」を推奨していて、全区民に携帯トイレを配布します。それには首都ならではの事情がありました。

東京・港区「在宅避難を推奨」「9割がマンション」「基本的に倒れたり焼けたりすることはない」

関東大震災から100年。岸田総理は神奈川県相模原市で行われた、9都県市合同防災訓練に参加しました。

岸田総理
「(バケツの水を)もうかけちゃっていいのかな?よいしょ!」

バケツリレーによる消火訓練の体験や、マンホールトイレ設営訓練も一緒に行いました。

東京・荒川では首都直下地震と大雨被害が同時発生した場合を想定し、ヘリを使った救助訓練が行われました。

東京・丸の内エリアでの訓練は、最大震度7の地震が発生したという想定。

ビルへの一斉放水や、電気自動車を使って停電で点灯していない信号機に電気を送るなどの訓練が行われました。

大きな災害を想定し、どこに避難するか事前に考えておくことも大切です。

東京・港区ではーー

港区 防災課 鳥居誠之さん
「港区では自宅に大きな被害がない場合は、避難所に行かず自宅で避難生活を続ける『在宅避難』といったものを勧めている」

「避難所」は、自宅が倒壊や火災で大きな被害を受け住めなくなってしまった人のために、一時的に開設される生活場所です。港区では自宅に被害がない場合は、自宅で生活を続ける「在宅避難」を推奨しているのです。

港区 防災課 鳥居誠之さん
「港区では約9割の方が共同住宅、いわゆるマンションに住んでいる。マンションは耐震がしっかりしていれば、基本的に倒れたり焼けたりすることはない

もちろん、近隣で火災などの危険があるときは、避難所へ避難しますが、避難所に多くの人が密集すると、避難者の受け入れが難しい場合もあります。

港区が「在宅避難」という考えを広めるため、全ての区民に来週から配るのがーー

港区 防災課 鳥居誠之さん
「災害時、配水管などが詰まったり壊れたりして、トイレが使えなくなることがある」

区民26万人に1人20個ずつ、合計520万個の携帯トイレを随時配送すると言います。

「災害への備えをして欲しい」というメッセージが込められています。