■競泳 日本学生選手権(1日・東京アクアティクスセンター)
競泳のアジア大会代表・本多灯(21、日本大4年)が1日、日本学生選手権 男子200mバタフライで1分53秒76をマークし、大会4連覇を達成した。
日本学生選手権(通称”インカレ”)は、大学日本一を決める対抗戦。今年は東京五輪の会場となった「東京アクアティクスセンター」で初開催となった。同銀メダリストの本多灯は、予選6位通過と低調だったが、決勝では序盤からレースを引っ張り、メダリストの貫禄を見せつけた。得意の後半でギアを上げると後続との差をさらに広げ、1分53秒76でフィニッシュ。大学4年間負けなしの4連覇を成し遂げた。本多はレース後「4連覇もかかっていたし、バタフライで活躍し続けているプライドがあってプレッシャーに感じてしまう部分もあった。その中で一生懸命泳いで1分53秒台というのは評価できる」と安堵の表情を見せた。
また同じくアジア大会代表で、女子200mバタフライに出場した三井愛梨(19、法政大1年)は、2分7秒92で大会初優勝。7月の世界選手権で初出場5位と健闘した19歳は、同世代の選手たちを前にその実力を示した。3週間後に迫るアジア大会に向けては「あと1か月弱あるのでさらに調子を上げていって、メダル獲得を目指したい」と意気込んだ。
■本多灯(ほんだ・ともる)
2001年12月31日生まれ、身長173cm。神奈川県横浜市出身、日本大学4年。東京五輪200mバタフライ銀メダリスト。7月の世界選手権では同種目銅メダル獲得。今年の代表活動ではU-22の男子リーダーに任命された。趣味はアニメ鑑賞とガンプラ製作。
■三井愛梨(みつい・あいり)
2004年6月12日生まれ、身長163cm。神奈川県横浜市出身、法政大学1年。5歳で水泳を習い始め、小学2年生から本格的に競技の道へ。今年初めての日本代表入りを果たした。7月の世界選手権では、初出場ながら5位入賞という結果を残した。