きのう、福島第一原発の処理水を「汚染水」と発言した野村農水大臣。きょうの会見でも改めて謝罪しました。福島の漁師からは本当に風評を払拭してくれるのかと不安の声があがっています。
「防災の日」のきょう、防災服姿で閣議に出席した閣僚たち。そのなかで、野村大臣の表情はどこか浮かないように見えます。
野村哲郎 農林水産大臣(きのう)
「役所の取り組み状況について、あるいはその汚染水のその後の評価等について情報交換をしたということです」
きのう、福島第一原発の「処理水」を「汚染水」と発言した野村大臣。その後、「言い間違えだった」として全面的に謝罪し、発言を撤回しましたが、きょうも釈明に追われました。
野村哲郎 農林水産大臣
「福島の皆様をはじめ関係者の皆様に不快な思いをさせて申し訳なかったと、こういう気持ちでいっぱいでございます。改めて緊張感をもって水産事業者に寄り添った対策の実施に万全を尽くしてまいりたい」
今回の反省を踏まえて引き続き職務にあたると話す野村大臣。これに対し、記者からは…
Q.昨日のぶら下がりでも、今日の謝罪のコメントでも、下を向いて原稿を読みながらされているように見えて仕方がないんですが
野村哲郎 農林水産大臣
「こういう、顔あげて言えばよろしかったんでしょうけども、私は時々口が滑ってしまう恐れがあるので」
中国が日本の水産物の輸入を停止して影響が広がるなか、折しもきのうは政府が水産事業者への支援策を発表したばかり。“寄り添う”姿勢に水を差す形となりました。
松野博一 官房長官
「言い間違いとはいえ、発言があったことは遺憾であり、改めて緊張感を持って水産事業者に寄り添った対策の実施に万全を尽くしていただきたいと考えています」
政府は野村大臣を引き続き職務にあたらせる方針ですが、野党側は来週8日に行われる予定の処理水をめぐる閉会中審査で政府を追及する方針です。
立憲民主党 泉健太 代表
「大事な局面に緊張感をもってことに当たっている風には見えないんですね。この人何言ってんだろうなって感じがいたします」
きょう、福島県沖では、処理水の放出後、初めてとなる底引き網漁が始まりました。
漁に出た志賀さんは、安心・安全のため、いつもより沖合で漁を行ったと話します。風評への影響が懸念されるなかで飛び出した大臣の発言については…
いわき市の漁師 志賀金三郎さん
「あれはちょっと、本当に大臣は俺らより頭いいのによ。漁師が処理水って言っているのに、ああいう偉い人が汚染水って言ったら中国笑ってるでしょうが。その人が風評払拭だなんて本当にやってくれるの? 心配だよ漁師は」
今後への影響を懸念する声があがっています。
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