愛媛県松山市内のとんかつ店などを巡るコロナ助成金の詐欺事件。
元鳥取県議ととんかつ店経営者の初公判で、元県議は起訴内容を認める一方、元経営者は否認しました。
そして、検察は元県議に懲役6年を求刑しました。
詐欺などの罪に問われているのは、元鳥取県議の平井伸治被告(55)ととんかつ店「清まる」を経営していた水野清子被告(60)です。
起訴状などによりますと、2人は共謀し、おととし、新型コロナの影響で「清まる」の従業員に休業手当を支給したとする嘘の申請を行い、国の助成金合わせて1189万円余りをだまし取るなどしたということです。
さらに平井被告は同様の手口で、おととしから去年にかけ、ホテル運営会社を通じ国の助成金合わせて1675万円余りをだまし取ったということです。
松山地裁で開かれた1日の初公判で平井被告は起訴内容を認めた一方、水野被告は「平井被告とは共謀していないし、だまし取ろうともしていない」などと否認しました。
裁判は平井被告のみ審理が進められ、冒頭陳述で検察側は「社長を務める結婚式場の経営悪化で助成金の申請代行をはじめ、30~40%の手数料を受け取った」と犯行の動機やいきさつを明らかにしました。
平井被告の裁判は即日結審し、検察側は「多くの人を巻き込み悪質で、公金をだまし取った事件としても被害は大きい」などとして、懲役6年を求刑しました。
一方、弁護側は「捜査に協力しているほか、議員も辞職して社会的制裁も受けている」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は来月18日に言い渡される予定です。
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