9月1日は防災の日。その由来となり10万人以上が犠牲となった「関東大震災」から1日で100年となります。名古屋市でも当時の記憶や教訓を伝える取り組みが行われました。
1923年の9月1日、マグニチュード7.9の大地震とその後に起きた火災などで、死者・行方不明者10万5000人を数えた関東大震災。

午前11時58分。名古屋・千種区の日泰寺には、関東大震災の犠牲者を追悼する供養堂があり、地震発生と同じ時間に参拝客らが犠牲者に祈りを捧げました。
(参拝客)
「一瞬にして何もかもなくなる。それだけは怖い」
供養堂を管理する小林清さん。
小林さんの祖父・藤吉さんは震災の後、甚大な被害を受けた東京や横浜を訪れ、身寄りのない遺骨を供養するために持ち帰ったといいます。


(藤吉さんの孫・小林清さん)
「電車が(止まっていた中で)、どうやって東京まで行ったかはわかりませんが」
藤吉さんが組織した信徒らの集まりも年々少なくなっていますが、孫の清さんは今後も供養を続けたいと話しています。
(藤吉さんの孫・小林清さん)
「やってよかった。これでおしまいという気はないです」















