長野県内では今年の夏山シーズンに101件の山岳遭難が発生し、この内7月は54件と過去最も多くなりました。
また死亡した人は2022年より4人増えて10人でした。

県警によりますと、7月から8月31日までの夏山シーズンに、県内で発生した遭難は、2022年より1件多い101件で、このうち、7月の1か月間では54件と、過去最も多くなりました。

死亡した人は10人で、2022年より4人多く、転倒・滑落などにより59人がけがをしました。


遭難した101人のうち、40歳以上の中高年がおよそ9割を占め、60歳以上が5割余りに上りました。

また、疲労によって救助された人は19人と、過去5年で最も多く、県警では、無理な登山計画や水分不足が主な原因で、連日の猛暑も影響したとみています。