南信地方で生産されている切り花の品評会が富士見町で開かれ、会場は色とりどりの花で包まれました。


「なんしんフラワーフェア」は花の品質向上や消費拡大を目的に毎年開かれているもので、会場には諏訪や、上伊那、下伊那地方で栽培されたキクやカーネーションなど15品目215点が並びました。

猛暑続きの今年は花びらや葉が変色する「花焼け」「葉焼け」といった被害が出るなど、多くの生産者が栽培に苦労したということですが、会場には品質の高い花が揃いました。


県諏訪農業農村支援センター松崎良一所長:
「長野県はお花の大産地で、しかもこの夏、お花の栽培に非常に苦しい時期に素晴らしい品質の花を生産する皆さんがいるんだと。ぜひ、お花をですね生活に取り入れていただく、それは長野県の花をぜひ使っていただければより良いかと思っております」

品評会では市場関係者らが花の色や形、咲き具合などを基準に審査を行い、最高賞の関東農政局長賞には原村の中村清一郎さんが栽培したキクが選ばれました。

フラワーフェアは9月1日まで、富士見町のJA会館ふじみで開かれ、審査を終えた花は一般にも販売されることになっています。