輸入に頼るのではなく、“飼料の地産地消”をどう進めていくか…

実は齋藤牧場の齋藤さんは去年11月から、仲間とともに取り組んでいるのです。
ラッピングされた飼料は、新発田地域の農家が育てた稲やトウモロコシを酪農家側が買い取ったもの。

【齋藤牧場 齋藤勇斗さん】
「稲WCS(稲の発酵飼料)で、こっちの方に横に並んでいるのがデントコーンというトウモロコシの発酵した餌ですね」

酪農家側は農家側に“たい肥”として牛糞を提供します。高価格の外国産飼料を減らすことによるコストダウンが目標です。

【齋藤勇斗さん】
「何とか(飼料の)半分、50%は国産で…と一応目標にしていて、この取り組みがこの新発田地域だけではなくて、いろいろな所で同じようなものが広がってくれれば、酪農の基盤はもっと強いものになるかなと思っています」

飼料代や高熱費などの原材料高騰に加え、猛暑による乳量減少。工夫をしながら何とかこの苦境を乗り切ろうとしていますが、酪農家にとって頭の痛い日々が続いています。