中国の不動産大手「碧桂園」は、今年1月から6月の純損益はおよそ9800億円の赤字だったと発表しました。

中国の不動産大手「碧桂園」は30日、今年1月から6月の決算を発表し、489億3200万元=日本円でおよそ9800億円の赤字だったと発表しました。

去年の同じ時期は黒字でしたが、中国経済の低迷により物件販売が振るわず、業績が悪化したものとみられます。

また、6月末時点の負債総額は1兆3641億元=日本円でおよそ27兆円にのぼっていて、碧桂園は「業績の悪化が続けば、デフォルト=債務不履行に陥る可能性がある」との見方も示しています。

中国の不動産業界をめぐっては、恒大集団も経営危機に陥っていて、中国のGDP=国内総生産のおよそ3割を占める不動産業界の苦境は、中国経済だけでなく、世界経済のリスクになることが懸念されています。