■MLB フィリーズ 8-10 エンゼルス(日本時間31日、シチズンズバンク・パーク)

エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたフィリーズ戦に8試合ぶりの「3番・指名打者」で先発出場。2年連続150安打、95打点目をマークするなど4打数1安打1打点1四球で打率は.307となった。

エンゼルスは7対8とリードされた9回、無死一、三塁から2番・L.レンヒーフォ(26)が同点の犠牲フライ、さらに4番・デュルーリー(31)が勝ち越しの2ラン、エンゼルスが鮮やかな逆転劇を見せて連敗を4で止めた。134試合を終えたエンゼルス(ア・リーグ西地区4位)は、64勝70敗で借金は6となった。

前日30日(日本時間)の試合前にエンゼルス・ネビン監督(52)は大谷について「チームに残って指名打者として試合に出場し続けます。シーズンを楽しんでいると言う話しもしました」と出場を明言した。大谷は直近5試合で16打数8安打6四球で打率は.500と好調をキープしている。

フィリーズ先発、左腕のC.サンチェス(26)と対戦。大谷は2022年6月6日(日本時間)に一度だけ対戦し、ショートゴロに打ち取られている。1回の第1打席、高速シンカーを4球続けられてカウント2-2と追い込まれると最後は内角低めのチェンジアップで空振り三振。完璧な組み立てで打ち取られた。

3回、1死一塁で迎えた第2打席、1球目のシンカーを強振したが叩きつける打球で高く跳ねてファーストの頭上へ。フィリーズ1塁手のハーパーがジャンピングキャッチで捕球してベースを踏み、2塁へ送球。大谷は8月6日以来、今季9個目のダブルプレー、好プレーで長打を阻止された。

3対2と1点を勝ち越した5回、2死一、二塁のチャンスで第3打席、苦戦していた内角のシンカーを捉えてライト前へタイムリー、95打点目を挙げてトップとは2打点差の2位タイに浮上した。さらに4番・デュルーリーのセンター前ヒットで3塁を狙ったがタッチアウトで珍しい走塁死となった。

5対6と1点リードされた8回の第4打席はフィリーズ4人目、G.ソト(28)から四球。8対8と同点の9回、第5打席はフィリーズの抑え、G.キンブレル(35)に空振り三振に打ち取られた。