水銀による健康被害や環境汚染の防止を目指す水俣条約が採択されて今年で10年です。水俣条約は現在、145の国と地域が批准しています。
8月30日(水)、水俣条約事務局長が水俣市を視察しました。
水俣市を訪れたのはモニカ・スタンキエヴィッチ水俣条約事務局長です。

スタンキエヴィッチ事務局長は水俣病総合研究センターを視察し、職員からセンターが20年間で13か国、およそ5500人の毛髪水銀検査を実施・分析するなど日本だけでなく世界の水銀問題にも対応していると説明を受けました。

その後、研究室に場所を移し、事務局長も実際に毛髪水銀検査を体験していました。

午後からは水俣病の教訓を伝える「語り部の会」と面会したスタンキエヴィッチ事務局長。世界の水銀使用ゼロを目指して欲しいとの声に真剣な眼差しで耳を傾けていました。

水俣病資料館語り部の会 緒方正実会長「ゆくゆくは水銀使用をゼロにすることが大切ではないかなと。そうすることで、私たちが体験した水俣病は、教訓として『私たちは世界の皆様に幸せを与えるきっかけにも繋げたんだ』と思える」

また水俣病資料館では、被害の実態や悲惨さを目の当たりにしていました。
視察を終えたスタンキエヴィッチ事務局長は「水俣病の経験を学ぼうとする意識の高さを感じた。ごみの分別や使われた水銀が再び環境にでないようにするなど模範的で条約の後押しとなる取り組みと感じた」と話しました。















