「ねぶたを見る気になれない」

※ねぶた師 立田龍宝さん
「グサッときました。ねぶた祭終わって数日後でしたから。私じゃないのになというのが正直なところ」

さらに立田さんのショックを大きくしたのは、節目となる作品で暴力行為が起きたことでした。今年制作に挑戦したのは師匠の代表作となった歌舞伎の演目「国性爺合戦」。自身が5歳の時に見てねぶた師になることを志した思い出の作品です。師匠を超えるべく心血を注いで満足いく出来栄えに仕上げました。

※ねぶた師 立田龍宝さん
「このねぶたを返してほしいというのが、一番の思いです。返ってはこないけど。(祭が)再興する年、ねぶた師となって11年目の新たなスタートの年に、いいタイミングで作れればと選んだものが最後、グジャグジャになってしまった」

8月18日、青森青年会議所が下した決定は来年の祭への参加自粛でした。