宮崎県串間市は、経営の健全化に取り組む串間市民病院の昨年度の決算について、6500万円の黒字を確保したと発表しました。

串間市民病院をめぐっては、2014年度から赤字が続き、去年6月には、病院が運転資金などとして金融機関から借り入れた12億円余りについて、地方財政法上の手続きに不備があることが発覚。

市では、財政調整基金を切り崩し、病院に貸し付ける形で借入金を返済する事態となりました。

病院は、市に対し、今年度から毎年1億円を返済することになっていて、30日に発表された昨年度の決算は、経費の削減などで、およそ6500万円の純利益が確保できたということです。