ガソリン価格だけでなく、金がかつてないほど高騰しています。

1g1万円を超えて最高値を更新し、買い取り専門店には「今が売り時」と連日多くの客が訪れています。

営業開始前の午前9時半、山梨県甲斐市の貴金属買い取り専門店=おたからや響ヶ丘店です。

おたからや響ヶ丘店 井戸順子店長:
今もう出ていますね、見てみますね。またこんなに上がっているじゃないですか!これすごいことになりますね。

店長も驚きを隠せないのは「金の高騰」です。

金の販売価格の指標となる、田中貴金属工業の小売価格は30日に1g1万50円となり、3日連続で最高値を更新しました。

おたからや響ヶ丘店 井戸順子店長:
金の高騰の原因といわれているのが、世界情勢が不安定なことや円安の影響。特に金は有事の金といわれていて、戦争とか災害とか、世界情勢を揺るがすような事態が発生すると需要が高まる。

金の価格は、この1年で2000円以上高騰しています。

こちらの店舗には平日でも約15組が来店し、そのうちの7割が金製品の持ち込みということです。

買い取る量は1年前の2倍以上に上ります。

壊れた金の指輪に、18金のネックレス。
3日ほど前に買い取ったものですが、その値段は…

おたからや響ヶ丘店 井戸順子店長:
こちらでだいたい80万円ぐらいですかね。

店長によりますと、今後の推移の予想は難しいということですが、少なくとも今週は高止まりするとみています。

今後使う予定がない金製品、今が売り時かもしれません。