9月1日は「防災の日」です。仙台市内には、喫煙所に「ある機能」を持たせた東北初となる施設が設置されました。
仙台市若林区のJT宮城支社の敷地内に設置された「イツモモシモステーション」。その特徴は…。

JT宮城支社 長濱屋寛課長:
「開けたら、このようなものが備えられています」

非常用バッテリーやコンセントなど充電機能を備えた「防災喫煙所」です。一人20分以内の使用の場合、バッテリーに蓄電されている電気で400人分の携帯電話が充電できるということです。この防災喫煙所は、東北では初めての設置です。

JT宮城支社 長濱屋寛課長:
「防災・減災に喫煙所を通して何かできないかと、社内で議論をした。吸わない方にも使ってもらえるようにしたというところをこだわった」

喫煙所には、ソーラーパネルが設置されているほか、防災に関する情報も掲示されています。地域住民も利用が可能です。
荒町商店街復興組合 庄子康一副理事長:
「地域の方ではまだ知らない人も多いので、もっとたくさんの人に知ってもらえたら、有事の際も安心して活用できるのではと感じる」

たばこをめぐっては、受動喫煙やポイ捨てなどの問題が度々指摘されています。分煙と防災につながるこの設備は、費用や場所などの条件が整えば、公園や民間の建物への設置も可能だということです。