東京電力福島第一原発の処理水海洋放出開始後、中国では日本の関係機関に嫌がらせが相次いでいます。そうした中、仙台空港から中国へと旅立つ乗客からは現地での混乱などを心配する声が聞かれました。
仙台空港には、29日、7月から運航を再開した中国北京とを結ぶ国際定期便に搭乗する人たちの姿がありました。現地での日本人への相次ぐ嫌がらせに乗客は。

留学で中国に行く人:
「もう不安です、めちゃめちゃ不安です。なので、なるべく日本語は話さないようにしようと。外に行くのが辛いというようなことになったら、(中国にいる友達に)かくまわせてもらったり、あとは帰国したりする」

出張で中国に行く日本人男性:
「若干不安はありますけども、そんなに大事にはならないかなと。基本は日本人の多いホテルに滞在する予定なので、トラブルに巻き込まれることはないかな」
外務省では、中国に滞在している人や渡航を予定している人に対し、注意を呼びかけています。