民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、2023年1月から7月までに全国のコーヒー店44店舗が倒産しています。今のところ新潟県内で倒産したコーヒー店はありませんが、この数は過去最多ペースです。

倒産しているのは回転率があまり良くない中小規模のカフェ。
大手チェーンと競合していかなければならず、大幅な値上げができません。
そこで、山倉さんが今年本格的に始めたのが、輸入商社を通さずに、海外から直接豆を買い付ける『ダイレクトトレード』です。
【山倉政美社長】
「これはインドのちょっと変わったコーヒーで、日本ではうちだけのコーヒーです。『フローズンチェリー』といって、コーヒー豆を冷凍させるんですよ」
『ダイレクトトレード』では商社を通すより40%ほど安く仕入れることができるため、値上げを抑えられる商品もあるといいます。

【山倉政美社長】
「よりよい商品をお客さんにリーズナブルな値段で販売できるのが『ダイレクトトレード』の良いところです。いろんな国へ直接行ってコーヒー豆を買い付けなければダメですけど、そういうことしながらお客さんに還元していくのがコーヒー屋としての“使命”かなと思いますね」
それでも値上げを抑えられない商品があると言う山倉さん。
店を訪れて下さった人に値上げについて丁寧な説明をしていきながら、これからも“こだわりのコーヒー”を提供していきたいとしています。
