全国では今年、コーヒー店の倒産件数が過去最多ペースで続いています。
原因となっているのはコーヒー豆の価格高騰です。
そのような中で、値上げを抑える工夫を凝らしている新潟市江南区のカフェ『珈琲豆山倉(コーヒーまめ やまくら)』を取材しました。
山倉では、南米・アジア・アフリカなど、世界各国からコーヒー豆を仕入れて挽いた“こだわりのコーヒー”を提供しているそうですが、最近の仕入れ値の変動の大きさを実感していると言います。

【山倉政美社長】
「産地と銘柄によっては価格が倍くらいに上がっている商品もありますね」
元々コーヒー豆は市場に左右されやすく価格の変動が激しい商品ですが、珈琲豆山倉の扱う「スペシャルティコーヒー」と呼ばれる高品質のコーヒー豆は、市場価格の変動の影響があまりない豆でした。
ところが最近では、“円安”以外にも、仕入れ先のブラジルで発生した霜の影響でコーヒー豆の収穫量が激減したことが要因となって、これまで1kg平均300~400円だった商品が平均700円ほどにまで値上がりしてしまっているそうです。
【山倉政美社長】
「打撃ですね。上がった分をそのままお客さんから貰おう、という考えの人はあまりいないかもしれないです」