■MLB フィリーズ 6-4 エンゼルス(日本時間29日、シチズンズバンク・パーク)
エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたフィリーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。第1打席で2試合ぶりのヒットを放つなど4打数1安打1四球で打率は.304となった。
試合はエンゼルス先発のL.ジオリト(29)が今年のWBCで5本のホームランを放ったT.ターナー(30)に2打席連続アーチを浴びるなど3被弾で5失点。132試合を終えたエンゼルス(ア・リーグ西地区4位)は、63勝69敗で借金は今季ワーストタイの6となった。
ニューヨークからフィラデルフィアに移動してきたエンゼルス。シチズンズバンク・パークでの試合は2022年6月4日~6日の3連戦以来、約1年2か月ぶり。試合前にはフィリーズのマスコット「フィリー・ファナティック」と交流、積極的なマスコットの絡みに困惑しながらも満面の笑みを浮かべて神対応していた。大谷は1回の第1打席、フィリーズ先発、4年総額101億円で入団し、今季13勝を挙げているT.ウォーカー(31)と対戦。
カウント2-2からストレートを完璧に捉えピッチャー返し、106マイル(170キロ)の打球はウォーカーに当たりそうになったがセンター前へ。2試合ぶりのヒットをマークした。1塁に出塁すると2度のシーズンMVPを獲得した事のあるフィリーズの1塁手、B.ハーパー(30)と言葉を交わしていた。
3回の第2打席はスプリットにタイミングを外されセンターフライ、ベンチに戻る時には打席で悪かった点を修正していた。1対1で迎えた4回、2死二、三塁のチャンスで迎えた第3打席、フィリーズベンチは大谷と勝負したが際どいコースを投げようとして3ボールになると無理せず申告敬遠。大谷の申告敬遠は両リーグ最多の19個目となった。
6回の第4打席はフィリーズ2人目、左腕のM.ストラーム(31)、カウント2-2から内角高めのスライダーに空振り三振。9回第5打席はフィリーズ4人目、G.ソト(28)の内角高め159キロのシンカーに詰まらされファーストゴロに打ち取られた。