福島第一原発の処理水放出をめぐり日本各地で相次ぐ中国からの“迷惑電話”。福島のラーメン店には1日1000件を超える嫌がらせの電話が…かかってきた番号に直接電話をかけ目的を尋ねると…
「“ショリスイ”とか、“フクシマ”とか、“カク”とかってワードが…」
(中国のSNSより)
「さぁ東京に電話をかけて聞いてみよう」
「お電話ありがとうございます」
「モシモシ」
「はい」
「海の中に汚染水を放出するとはどういうことだ?」

(中国のSNSより)
「モシモシ、英語は話せますか?なぜ汚染水を海に流したんだ?」
東京電力福島第一原発の処理水放出をめぐり、中国のSNS上には、日本の店や施設に対し、抗議の電話をかける動画の投稿が相次いでいます。
(中国のSNSより)
「はい、参議院でございます」

「モシモシ、なんで汚染水を海にまいたんだ?…切られた」
福島県内のラーメン店には、1日に1000件を超える“嫌がらせの電話”があったと言います。
麺処 若武者 山本一平 社長
「ぐわーっと、まくしたてられて、そのなかに“ショリスイ”とか、“フクシマ”とか、“カク”とかってワードが入っていた。最後に、怒鳴るような感じで、ブツっと切られる」
履歴を見ると、いずれも中国の国番号「86」の表示が。間をおかずに次々とかかってきます。

麺処 若武者 山本一平 社長
「100件くらい着信拒否しても、それすらも上回って、別の電話がかかってくるので。もう2日目からは、電話線を抜いちゃいました。その分、問合せの電話を取れなくなるので、売り上げはやっぱり1~2万円ぐらいは取りこぼす」
さらに、東京都内の公共施設(江戸川区総合文化センター)にも、200件以上の電話があったと言います。
(録音された迷惑電話)
「あなたたちは、なぜ汚水を排出するのか、あなたたちはバカ」