福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり反発を強める中国。日本各地へ迷惑電話が相次いでいるほか、現地の日本人学校には石や卵が投げ込まれるなどの被害が出ています。
こうした中国の動きに、日本政府は…
松野博一 官房長官
「極めて遺憾であり、憂慮しています。中国側に対しては、国民に冷静な行動を呼びかける等、適切な対応を行うとともに、処理水について正確な情報を発信することを強く求めてきており、引き続き強く求めていきます」
外務省内からは「やり過ぎで非常識だ」などの声が上がっていて、岡野外務次官は中国の呉駐日大使を外務省に呼び、抗議しました。
一方、公明党の山口代表の中国訪問が、先方から「適切なタイミングではない」と伝達され、延期となったことについては…
官邸幹部
「あれはこちらというよりも向こうの事情だろう」
外務省幹部
「逆に大切にされているのかもしれない。今行ってもデモとかやっているだけだし」
今年は日中平和友好条約の締結から45年にあたり、政府は来週インドネシアで行われるASEAN=東南アジア諸国連合の関連会合の場で、岸田総理と中国の李強首相との首脳会談を行えないか模索しています。
複数の政権幹部は「日本のスタンスは変わらない」としていますが、ある外務省幹部は中国側の反応について「想定以上だ。長期戦になるかもしれない」などと戦略を見直す可能性に言及しています。
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