今年は吉田の火祭りにあわせ、一流シェフの料理を食べながら火祭りや富士山の歴史・文化を学ぶ体験ツアーが初めて行われました。

堀内浩平シェフ(富士吉田市出身):
松明がもえている「赤色」だったり、そういったものを料理に込めてご用意している

吉田の火祭り体験ツアーは山梨県富士吉田市が初めて企画したもので、台湾や中国をはじめ国の内外からおよそ30人の観光客が参加しました。

富士山ミュージアム 篠原武学芸員:
(火祭りは)富士山への感謝を込めて行われる祭り。神様が上吉田の街中に神輿に乗って到着したらこれを合図に松明に火をともす

参加者は日本最大級の若手料理人の大会でグランプリを獲得した富士吉田市出身の堀内浩平シェフが手掛ける料理を堪能しながら学芸員から吉田の火祭りの由来や富士山の歴史などを学びました。

その後、火祭りの会場で、線香やお札を燃やした灰を混ぜた塩を布でつつみ体に擦って健康を祈願する伝統の「塩加持(しおかじ)」も体験しました。

台湾出身の参加者:
何も聞いてなかったら、にぎやかとしか思えなくて富士山に行く前に安全に戻ってくるお祈りに感動です。

都内からの参加者:
心の中に富士吉田の火祭りの意味が浸透するような感じですごくいい体験になった。

富士吉田市はツアーの継続を検討することにしています。